住まいの診断事例
2017年8月3日 木曜日
安芸郡O邸[築19年 木造]
住宅診断
屋根
瓦などにズレ、欠損等が無いかをチェックします。画像の通り、とてもきれいな状態です。谷の部分に一部錆が確認されます。
外壁
外壁部分は塗膜の状態や外壁材の種類を判別した上でのチェックを行います。この物件はサイディングという外壁材の上から吹付塗装を施してありました。とてもきれいな状態ですね。
小屋裏
小屋裏(いわゆる屋根裏部分)は構成材のチェックや断熱材の有無、雨漏りの有無のチェックをします。画像のとおり、壁にも天井にもしっかりと断熱材が入っており、状態も良いです。
床下
床下は、構成材のチェックや断熱材の有無、漏水の有無、シロアリ被害のチェックをします。床下部分が土のお宅とコンクリートで覆われているお宅があります。コンクリートで覆われているお宅は下からの湿気が上がりにくいので、木材に良い環境といえます。画像は浴室下の湿気が多いところの木部に少しカビが確認されました。
建具まわり
建具(窓サッシ)の周りは結露跡や漏水跡、立てつけ等をチェックします。画像で上部に濡れ跡が確認できます。継続的な漏水ではないため、台風など雨風が強い日の吹き上がりによる濡れ跡と判断しました。
傾きチェック
各居室の傾きをチェックします。床、柱、壁等を専用の道具で計測します。1000ミリ進んで5ミリ以上の傾き(5/1000)があれば、チェックします。この物件においては、傾きは確認されませんでした。
総 評
今回は大きな欠陥は見受けられませんでした。屋根、外壁ともに築19年と思わせないほどきれいな状態でした。ただ、2階に居室がある状態で、階段室と居室(寝室)に火災報知器が確認されなかったので、設置をおススメします。ゆくゆくは、屋根の板金部分に錆が出ているので塗装補修をおススメしました。
診断費用:
80,000円(消費税別)
- なぜ診断をしようと思ったのですか?
- 診断をして安心を手に入れたかったからです。正直、依頼当初は診断自体にあまり期待をしてませんでした。値段も決して安いとは言えませんが、隅々まで検査していただき、立ち会ってくださった不動産会社の方もびっくりされてました!
- 診断をしてどうでしたか?
- 診断日の2日後に物件の契約だったのですが、診断直後に大まかな結果を教えてくださったので、安心して契約に臨めました。また、後日詳しい報告書もいただけましたので、大切に保管しておきます。