住まいの診断事例
2017年7月13日 木曜日
広島市M邸[築14年 木造]
住宅診断
屋根
屋根をチェックします。瓦ぶきの場合は耐用年数が長いのですが、割れやズレなどが発生すると雨漏りの原因となります。M邸は経年劣化・割れ・ズレはありませんでした。
外壁
外壁はサイディングと呼ばれる板状の外壁材です。板状の外壁材の場合、いくつも張り合わせて外壁とします。その間(目地)にはコーキング材と呼ばれる柔らかいボンドみたいなもので埋めるのですが、M邸では、そのコーキング部分が経年劣化とサイディング材の動きが激しかったため、割れている状態です。
小屋裏
小屋裏は雨水等による漏水のチェックと住宅の構成部材のチェック、断熱材の有無を確認します。M邸ではしっかりと断熱材が入っていました。銀色の部分が断熱材です。
床下
床下は床組と呼ばれる構成部材のチェックや断熱材の有無、シロアリの被害の有無等を実施します。M邸のように、土ではなくコンクリートだと湿気が上がってきにくく、木部材にとっては腐りにくい状況となっております。
屋内壁
屋内の壁は、壁の状態・漏水の跡の有無・傾きなどをチェックします。M邸は地震等で家が動いた際の壁紙の割れを数か所確認しました。
床
床は床材の状態・傾き等をチェックします。M邸は傾きなどはなく、床材の状態も良かったです。
総 評
今回の物件は、築14年と比較的新しい物件でした。経年劣化などはあまり見られなかったです。ただ、外壁の部分のコーキング材が割れて切れている状態なので、下地に雨水が入り込む恐れがあるので、早急に改修をおススメしました。
また、サイディングと呼ばれる外壁材やスレートと呼ばれる板状屋根材は、基本的に定期的なメンテナンスが必要です。メーカー等にもよりますが、5~15年毎にメンテナンスが必要といわれております。
診断費用:
80,000円(消費税別)
- なぜ診断をしようと思ったのですか?
- この度、簡単なリフォームを考えていたのですが、以前『リフォームの際にインスペクションをした方が良い』と住宅セミナーで聞いていたことから、依頼しました。
- 診断をしてどうでしたか?
- リフォームをする機会に、悪くなっているであろう部分も一緒に工事すれば費用は抑えられるし、診断してよかったです。この度は、隅から隅まで診断してくださりありがとうございました。