住まいの診断事例
2022年10月17日 月曜日
広島市N邸[築34年 鉄筋コンクリート造(マンション)]
住宅診断
外壁のクラック(割れ)
今回はマンションの住宅診断です。
マンションの1住戸単位から住宅診断はできます!
1住戸単位ですが、外部や基礎、屋根はチェック箇所になります。
クラックや防水層の不備等をチェックします。
コンクリート強度
鉄筋コンクリート造のマンションの場合は、シュミットハンマーという器具を使ってコンクリートの強度を計測します。
基準強度の21N/㎟以上の数値が出れば合格です!
メーターボックスの中などのコンクリート壁で計測します。
サッシ廻り、防水層
バルコニーなどのサッシ廻りのシーリングやバルコニー・共用廊下の防水層もチェックします。
シーリング(コーキング)や防水層は断裂や破損があると水の侵入を許すことになりますので、
しっかりとチェックしていきます。
内壁
室内も外部と同様チェックします。
今回、壁に穴が開いていましたので、これらもチェック項目になります。
その他、壁紙のクラック(割れ)や漏水跡もチェック項目となります。
ダクト
ユニットバスの天井の点検口より、ダクトのチェックもします。
さらにコンクリートの様子はここから確認します。
剥落等の以上は無いかをチェックします。
傾き
床や壁の傾きも計測します。
戸建と同様に5/1000㎜つまり、1メートル進んで5ミリ傾いている、これ以上の傾きがチェック項目となります。
とはいえ、木造住宅より鉄筋コンクリートのマンションは傾いてないことが多いです。
総 評
外壁部分に多少のクラックと内壁部分に欠損が見られたが、おおむね正常でした。
築年数より新耐震基準であると確認し、コンクリート強度も問題ありませんでした。
診断費用:
35,000円(税別)(消費税別)
- なぜ診断をしようと思ったのですか?
- この度、引っ越すことになったので、マンションを売ろうと考え、不動産屋さんに相談したところ、
住宅診断をして売却したほうが、後々のトラブルにならないので、いいと言われました。
確かにトラブル等は嫌なので、お願いすることにしました。
- 診断をしてどうでしたか?
- 自分の家の状態が報告書で細部まで出ており、びっくりしました。
ずっと住んでいた場所なので、第3者の方に、客観的に、調べていただくことが新鮮でした。
特に目立った不具合もなく、安心して売却できそうです。ありがとうございました。