住まいの診断事例

2022年9月15日 木曜日

東広島市S邸[築42年 木造]
住宅診断

基礎

外部のチェック、基礎です。
基礎は主にクラック(割れ)及び欠損などの状態を診断します。
基礎はコンクリートでできているのでクラック(割れ)はつきものですが、0.6㎜以上になるとチェック対象になります。
この物件は最大0.9㎜がありました。

軒裏・庇

外部のチェック、軒裏(軒天井)・庇です。
この物件は、画像でも分かるように、漏水跡が確認されます。
原因は、雨漏りか雨風による吹込みかは判断できませんが、水が侵入している跡になりますので、チェック対象です。

外壁

外部のチェック、外壁です。
外壁はクラックや外壁の状態を確認します。
この物件はモルタル下地の塗装仕上げ、いわゆる塗りの外壁です。
画像中央でも分かるようにクラックが発生してます。
また、画像ではわかりにくいですが、塗装の塗膜の状態も思わしくありませんでした。

小屋裏・床下

内部のチェック、小屋裏(屋根裏)・床下です。
基本診断でも小屋裏や床下がのぞける場合は、のぞける範囲確認します。
オプションで、小屋裏侵入、床下侵入がありますので、隅々まで診断を希望される場合は、オプションをご利用ください。
画像は、小屋裏の外壁内側になります。
壁に断熱材(グラスウール)が確認されますが、状態が悪いです。

床・壁・天井

内部のチェック、床・壁・天井です。
各部屋の床・壁・天井の状態を確認します。
画像は、天井部分です。水たまりのようなシミが確認されます。
これは、1回以上、その場所から漏水(雨漏り)をした跡になりますので、チェック対象となります。

傾斜

内部のチェック、傾斜です。
デジタル水平器やレーザーレベルと呼ばれる機械をを使って、建物の床面(水平方向)と壁・柱面(垂直方向)の傾斜を測ります。
木造の傾斜許容範囲は5/1000㎜となっており、1メートル進んで5ミリの傾斜までは、チェック対象となりません。
この物件は、4/1000㎜ですので、問題なしとなります。

総 評

この物件は、3か所の天井と壁に漏水跡が確認されました。
現状では濡れてはなかったのですが、雨漏りしている可能性が大でした。
また、外壁・基礎にクラック(割れ)が多く、塗膜が相当傷んでいる状態でした。

診断費用:
55,000円(消費税別)

お客様の声

なぜ診断をしようと思ったのですか?
この度、この家を売ろうと考えているのですが、今の家の状態が知りたかったということと、
住宅診断を受ければ、報告書を頂けるので、売買の時に活用しようと考えたからです。
診断をしてどうでしたか?
この家は賃貸で貸し出していたのですが、詳しく調査をしてもらったおかげで、傷んでいる箇所が割り出せました。
補修するにせよ売買を伴うので、住宅診断のおかげでもめることなくスムーズにいきそうです。
ありがとうございました!