住まいの診断事例
2022年7月22日 金曜日
福山市T様邸[築46年 木造]
耐震診断
外壁のクラック(割れ)
モルタル吹付外壁にはよく見られる現象です。
モルタルとはコンクリートの兄弟ですが、コンクリートより弱いので、
地震その他が原因で、家が動いたときにひび割れしてしまいます。
耐震診断においてマイナス要因となります。
床下
床下の木部もチェックします。
この物件は、床下からの湿気がすごく、木部がカビていました。
カビは木部を腐らせる原因の一つとなります。
漏水跡
室内の天井面も確認します。
柱の周りに水がつたって乾いた跡があります。
先ほどのカビと同様、水(雨水)も木部を腐らせる原因となります。
サッシ廻り
サッシ廻りが木部の場合、結露跡も確認します。
結露も水ですので、木部を腐らせる原因の一つとなります。
内部壁
内部の壁も確認します。
内部壁にクラック(割れ)やゆがみ等は無いかを確認します。
床部
床部は傾きや著しい沈み、座なりとい踏んだ時に音がならないかを確認します。
この物件は、収納の床が著しい沈みがありました。
総 評
耐震診断ではまずは現場に行き、上記のような建物の現状を確認します。
もちろん経年劣化もありますが、経年劣化以上の傷みは、耐震診断においてマイナス要因となります。
この物件でいえば、外壁のクラックなどが該当しました。
診断費用:
60,000円(消費税別)
- なぜ診断をしようと思ったのですか?
- 小さい子がいるので、安全に生活できるように、耐震診断をして、現在の家の耐力を確認したかったため。
同時にプロの方に家の状態も確認してほしかったため。
- 診断をしてどうでしたか?
- この度の耐震診断により家の耐震性が乏しいことが分かりました。
大きい地震がきたらと思うと、とても怖いので、耐震補強をしようと思います。
耐震補強も含めて相談できるので、そこは安心しました。